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セットもすんで、ずらりと並んだタンク。さあ、これから海へ! ああ、この光景が恋しいよぉ。
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そんな低空飛行の日々の文化活動は……
●『恋する原発』高橋源一郎
いちばん不謹慎が許されないところへ、もっとも不謹慎なものをぶつけてくる、というのは、高橋源一郎にすればいつもの手じゃないか、と意地悪な批評もありましたけれど、うーん。私、高橋源一郎ってほんと、現代日本を代表する(すべき)知性だと思うけど、またしても小説は……。途中に唐突に「震災文学論」が挿入されていることがけっこう話題になったけれども、これがないともっと平板できつかったと思う。石牟礼道子の『苦海浄土』、本気で読みたくなったし。でも、逆に言えば、「震災文学論」のせいで興ざめになるほど小説世界が立ち上がってないということで。ツイッターなど読みますと、作家が身を削って小説を書いているのが伝わってくるのだけれど、厚みないなあ。血肉が感じられないなあ。残念。
●『高城剛と未来を創る10人』
対談相手がなんでこういうメンバーなの?? それは連載掲載誌の側に完全に人選をお任せしていたからなのですね。で、まあ、そういうやり方もあるのでしょうが、あんまりおもしろくありませんでした。メルマガのほうが読み応えあり。新書なのに図書館で借りた、それでよかったという感じ。
●『メメント』
これまた仕事がらみで観た映画ですが、脚本がすんばらしい! ちょっと『ユージュアル・サスペクツ』を彷彿とさせます。脚本がすんばらしすぎて、もう一回観たくなる、細部確認したくなる、そんな映画です。
で、まあ、本はちょっとはずれ続きで、頭はふらふらとこの月末からのヴァカンス方面へ。今回はiPhone に加えて iPad と Mac Book Airを携えての旅ですから(Mac Book Air があるので、このまま総額1,000円弱をかけたApp3本がどれも使えねー状態でも、ブログアップはできまする)、ほぼ意地でも紙本は持っていかないわ〜、あ、でも、万が一の電源消失に備えて、やはり1、2冊は……かなんか考えて、Amazon(.comのほうね)のWish List チェックすると、『億万長者より幸せ : 仕事をやめて、コスタリカへ移住して、遊んで暮らす』(できるもんならやってみたいっす)というよなタイトルの本が $2.99、日本円にして¥228くらい。やっぱ電子書籍はこうでなくっちゃねえ。これ買っちゃおうかしら、とすぐ下を見ると、日本でもおなじみ、「この本を買った人はこれも買ってます〜」みたいなとこにですな
"HOW TO TRAVEL FULL TIME" $0.99
フルタイムで旅をするには、要は、旅で食っていくには、ですね。これまたできるもんならやってみたいわ、の魅力的なタイトル、しかも日本円にして¥75円という衝撃のプライス!
¥75円なら冒険もできます。(実はなんとなか見検索もできる!)で早速ダウンロードしてみたら、このお兄ちゃん(コリン・ライト)おもしろい。
最低限必要な70点(のちにさらに50点にまでそぎ落とす——これも最低限どれだけのものがあれば満足して生きていけるかの、ひとつの実験だそうです)以外の全所有物(写真で見る限り20代前半の感じだけど、分譲アパートも持ってたらしい)を売っぱらって、1カ国4カ月のペースの旅を開始、行き先はなんとサイトの投票で決まる! これまでアルゼンチン、ニュージーランド、タイ、アイスランドと旅して、現在はインドにいるそうです。アイスランドからインドって、投票する人もむちゃしますねー。
で、その間せっせと本を書き、自らデザインしたTシャツを売り(ブランド名i have no shirtはいいけどデザインはイマイチ)、年間$36、ひと月$5で旅ログを販売。まさにフルタイムの旅人でござんす。
とりあえずは"HOW TO TRAVEL FULL TIME"でお手並み拝見。
その感想はまた、ご報告しますねー。

コメント (1)
フルタイムの旅人というのは、いいね。関係ないけど、昔見た映画、「地球に落ちてきた男」で、ボウイが初対面のメリールーに、「あなたは何をしている人」と訪ねられて、「I'm a visitor」と答えると、「Oh, you are traveler」と答えるのが印象的だった。
高橋の源ちゃんはねぇ、小説はあれだねぇ。
投稿者: be | 2012年02月12日 09:02
日時: 2012年02月12日 09:02